
こんにちは。神谷です。
皆様、ゴールデンウイークは楽しめましたでしょうか?私は山奥に行って、温泉に入ったり、川のせせらぎや鳥の鳴き声をBGMに体を動かしたりと、のんびりとした時間を過ごせました。何で山の中、森の中はリラックスできるんでしょうか。落ち着ける空間っていいですよね。
未来住建の家の理想は、家の中を“森”にすることです。心地良く、落ち着ける、カラダが元気になるそんな家を造りたいと日々奮闘しております。
ということで、ご無沙汰していましたが、自然素材を選ぶ理由の3回目を書かせていただきました。
今回は、自然素材の香りと表情についてです。ぜひ読んでいただけると幸いです。

自然素材を選ぶ理由~その5「癒しの香り」
森の中が落ち着く理由の1つに、木から醸し出される香りの良さがあります。
木の香りにはフィトンチッドという成分が含まれており、心を落ち着かせてくれる作用があると考えられています。
フィトンチッドは木や植物が放出する揮発性物質であり、虫や菌から身を守るために放たれているモノですが、人や動物に対しては、心理的リラックス作用や免疫機能向上作用があります。
特に有名な木材がヒノキです。土台や柱に使えば、フィトンチッド効果でシロアリを寄せ付けず、床やお風呂等に使えば、良い香りでヒトをリラックスさせてくれます。
木の種類によって、香りは異なりますので、お気に入りの香りがする木材をマイホームに取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、土系の自然素材には、消臭効果の高いものが多くあります。未来住建で使用している「薩摩中霧島壁」「モイス」などは特に消臭効果が高い素材です。
嫌な生活臭は消臭して、木の香りなどの天然の良い香りは残してくれます。
そのため、“木”と“土”を組み合わせれば、日々良い香りがして、しかもそれが長続きします。
築10年以上のOB宅にお邪魔しても、嫌な生活臭は無く、木の香りはほんのり感じられて、今でも驚いて感動します。(リフォームで木材の表面を削れば、木の香りも蘇ります。)
木の香りが好きな方は、消臭効果の高い土系の自然素材を組み合わせることを、おススメいたします。

自然素材を選ぶ理由~その6「唯一の表情」
森の中が落ち着く別の理由として、目に優しい見た目、表情もあります。
目が疲れた時は緑(森や葉っぱ)を見なさいと誰かが言っていました。私の好きなTV番組では、3日間、緑だけを見続ければ、視力が良くなったという話もあります。化学的な根拠は分かりませんが、目に優しいそうなことは感じます。
緑だけでなく、木や土などの自然素材としても、別の根拠から目に優しい表情をしています。それは、光の反射を抑えてくれるからです。
特に現代において、LED照明が普及し、電球や蛍光灯の光に比べて、より直線的な光になっています。そのため、ピカピカの新建材は反射率が高く、眩しく(目に刺激を)感じることが多くなります。
自然素材は表面に細かな凹凸があり、光の反射を和らげてくれるため、刺激の少ない目に優しい光を感じることができます。
また、単純に自然素材は、どれも唯一無二の素材であり、同じ表情はありません。
そのため、シンプルなデザインの室内であっても、自然素材で仕上げれば、どこも異なる表情をしており、均一的な表情では無いため、趣き深く、質の高い雰囲気をつくることができるんです。
繊細な違いですが、何十年と長く見続けるマイホームで、飽きの来ない感覚を楽しむためには、自然素材を選びたくなります。

最近、理屈っぽくなってきている気がして・・・読みにくかったら申し訳ございません。
引き続き、自然素材の良さを、私が感じている素直なままで書いていきたいと思います。どうかご容赦ください。
また次回もよろしくお願いいたします。