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確かな性能の家づくり
断熱性能を高めて快適・経済的に
家の快適性を左右する断熱材。また、住宅を長持ちさせる上で非常に重要なもの。一度建てると簡単に交換できないからこそ、断熱性能にこだわった家づくりが大切です。

断熱性能を最大限に発揮するために
POINT1 断熱性能を発揮するうえで、施工精度が最も重要
どの断熱材を使ったとしても、断熱性能は施工によって左右されます。配管部やコンセントなど凹凸のある部分も隙間なく、全体を均一にムラなく充填することが大切です。下の図は、施工状況でどれだけ性能が変わるか示した図です。隙間があるのはもちろん、断熱材を押し込みすぎただけでも、約20%の断熱性能が低下します。

セルロースファイバーは隙間の無い断熱施工が可能
セルロースファイバーとは
新聞紙をリサイクルした地球にやさしい木質繊維系断熱材です。素材自体が本来持つ吸放湿が年間を通じて快適な湿度を保ちます。自然の素材の持つ力を最大限に生かした断熱材です。
【デコスドライ工法】
綿状の断熱材セルロースファイバーは、水や接着剤を一切使わず乾式で吹き込む工法です。手の届かない隅や配管周りなど隙間なく充填が可能。いくら高性能な断熱材を用いても、断熱材と躯体の間に隙間が生じていたり、断熱材が十分に充填されていなければ断熱性能を発揮できません。袋状や板状の断熱材施工とは異なり、断熱欠損が少なく、大切な家の断熱性能を最大限に発揮します。

POINT2 断熱性能を発揮するうえで、内部結露対策をきちんとすることが大切
断熱性能を発揮する大前提に気密性能があります。気密施工ができていない住宅は壁や天井から冷暖房時の冷気や暖気が外部へ抜けてゆき、冷暖房効率が悪くなります。また、壁や天井に空気が抜けていくため壁の内部結露が発生しやすくなります。内部結露は住宅の大敵です。内部結露とは、目に見えない壁の内部に水蒸気が入りこみ冷やされ、壁の内部で結露が発生する現象のことです。結露が発生しても気づかないことが多く、ダニ・シロアリ・木材腐朽菌の発生につながり、構造体を腐朽化させる原因となります。さらに、カビの繁殖によってシックハウスの原因となり家族の健康にも影響を与えます。
セルロースファイバーにしかない調湿性能
セルロースファイバーは木質繊維でできているため、木と同じように湿気を吸ったり吐いたりと、調湿することができます。調湿性能のおかげで年間を通じて快適な室内環境を保ちます。セルロースファイバーは、他の断熱材に比べ高い調湿性能と隙間の無い施工により内部結露が起こりにくい断熱材です。
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セルロースファイバーの優れた特長

1 | 隙間の無い断熱施工
セルロースファイバーを充填するデコスドライ工法なら、手の届かない隅部や配管部分にも隙間なく充填され、断熱性能を最大限に発揮することができます。 |
2 | 調湿性
セルロースファイバーは木質繊維のため、吸放湿性に優れており、内部結露も抑制します。 |
3 | 防音性
セルロースファイバーは、様々な太さの繊維が絡み合い空気の層を作っています。日常生活の音や屋外からの騒音、室内からもれるプライベート音もやわらげます。 |
4 | 安心・安全性
ホウ酸化合物を添加し難燃処理をすることで、約1000℃の炎でも表面が焦げ、炭化するだけで燃え広がりません。万が一の住宅火災時には延焼を遅らせ、人命を守ります。 |
5 | 防カビ・防虫性
ホウ酸化合物を添加し、高い防カビ性と防虫性を持っています。安心で長持ちするシロアリ防蟻剤としても効果があります。その毒性は、食塩の6倍も安全です。 |
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セルロースファイバーを選ぶ理由
1.断熱性能を100%発揮できる
【 断熱性能 = 断熱材の品質性能 × 施工技術者の品質施工 】
セルロースファイバーは認定断熱施工技術者による隙間の無い断熱施工が可能
2.セルロースファイバーの持つ性能が木造住宅に適している
「 木造住宅 = 調湿効果 」ではない
セルロースファイバーの調湿性能で内部結露を防ぎ、家を長持ちさせる
3.材料が自然素材由来で安心安全
家族の健康に害はなく、自然素材の家にぴったりな断熱材
製造過程でグラスウール等の他の断熱材よりCO₂の排出が極めて少なく地球環境にもやさしい材料
住まいの燃費を考える
下の図は、昨年10月までの最高断熱等級4と未来住建の住宅の年間光熱費を比較した図です。断熱性能の差によって、年間約63,000円光熱費を削減することができます。

消費するエネルギーに見合う分のエネルギーを太陽光発電等で賄うという考え方がありますが、その前に消費するエネルギーを減らすことが先です。冷暖房・給湯・調理・家電など様々なエネルギーが必要になりますが、全体の1/3以上を占める冷暖房エネルギー消費量を左右するものが断熱性能になります。断熱性能を高めれば、冷暖房の光熱費を削減できるだけでなく、必要なエアコンの能力も下げることができ、初期の設備投資や維持管理コストも抑えることが可能です。