設計や造り方のこだわりを少しずつご紹介していきたいと思います。
ワークスペース |
リビングの一角に設けたワークスペース。壁面にあるこの凹み。なんだと思いますか?
この凹みには造作カウンターを差し込みます。差し込む理由は、”強度”と”見た目”です。カウンターの長さが長くなるほど、上から荷重がかかった時に、たわんでしまう可能性があります。差し込むことで、しっかりと支えることができ、たわむリスクを回避できます。
壁に差し込まなくてもカウンターを取り付けることは可能ですが、その場合は、カウンターを支える木が壁の外側に出てしまいます。
差し込むことで、よりすっきりとした見た目になります!
カウンターの長さにもよりますが、差し込むだけでなく、さらに”強度”を保つために、カウンターの下に三角形にした木をつけます。L字の金具と同じ補強の役割を持っていますが、カウンターも本物の木を使うので、見た目の統一感を出すためにL字の金具は使わず、木で造るようにしています。
窓 の 工 夫 |
窓は通風や採光の目的もありますが、空間のアクセントになるような窓は、デザイン面もこだわりたいところ。
2階に設けた4枚のFix窓は、サッシを隠すことによって、横のつながり感をだしています。
構造となる柱をあえて見せて、柱と同じ木材でサッシ枠を隠します。これだけでも、木製サッシのような雰囲気も出ますよね。アクセントにしたい窓には、一工夫加えることで、もっと素敵な窓になります。
使い勝手はもちろんのこと、見た目とコストのバランスを考えながら、ちょっとした工夫で、より素敵な空間に仕上げていきたいです。