こんにちは。神谷です。
みなさんは「リビ充」という言葉をご存知ですか?
5年程前から流行っていたそうで…(私は知らなかったのですが…笑)
意味は、リビングを充実させた家族・住まいのことで、各個人のプライベートスペースよりもリビングを重視し、リビングを広くとり、何でもできるよう多目的な空間にするという考え方です。
コロナ禍からのお家時間の充実を図る流れもあって、リビ充という言葉は聞かなくても、リビ充の考え方は広がっているように感じられます。
今回のブログでは、リビングで過ごす時間を充実させるための方法の1つとして、「床座スタイル」という方法をご紹介いたします。
床座スタイルは文字通り、床に座って過ごすスタイルで、大山町タウンC棟でご紹介しているスタイルですが、どんな風にご説明したらお客様にとって分かりやすいのか日々考えていて、今回は”家具”に注目して考えたいと思います。
リビングにはソファ、ダイニングにはテーブルとチェアのセットなど、オーソドックスなLDでは置く家具が決まっています。
対して、床座スタイルであれば、自由に選んで、好きなように配置できます。
ラグとヨギボーでも良いし、こたつを置いても良いし、座卓と座椅子でも良い。共通するポイントは、いつでも自由に動かせる家具が使いやすいという点です。
一昔前の畳生活をイメージしていただくと、食事の時はちゃぶ台出して、眠る時は布団を出して、掃除する時は家具を全部避けてと、目的に合わせて使う家具を自由に出し入れして、限られたスペースを有効に利用していました。
それを現代に置き換えて、家具はもちろん今どきのおしゃれなもので、大人数で食事をしたり、カラダを動かすゲームをしたり、勉強や仕事をしたり、のんびりスマホを眺めたり、ペットとたわむれたりと、多目的な使い方ができるリビングができます。
(※家具の画像はMOLISさんに提供していただいています。https://molis-fan.jp/)
家具の自由度は、空間の使い方の自由度に直結します。
自由度が高まれば、その空間で過ごす時間が増え、家族が自然と集まる空間になります。
現代では、共働きが増え、子どもも塾や習い事があり、家族そろって一緒に行動できる時間は少なくなってきています。
お父さんが食事、お母さんはボディケア、お姉ちゃんは宿題、弟はゲームなど、家族それぞれが別々の行動をしていても、同じ空間にいて、家族の気配を感じられる安心感がある。すぐに声を掛け合える距離感にいて、自然とコミュニケーションが生まれる。
そんな自由で笑顔があふれる空間になると思います。